○
一般財団法人
化学研究評価機構(
JCII
)
スーパーキセノンウェザーメータによる促進耐候性試験
No.18耐候性とは、日用品などの製品や材料が自然環境(太陽光、温度、湿度、降雨など)に対する耐性を意味し ます。促進耐候性試験とは、自然環境を人工的に再現し、劣化を促進させ、製品や材料の寿命を予測すること などを目的にしています。ここでは、新しく導入したスーパーキセノンウェザーメータについてご紹介致します。
■ スーパーキセノンウェザ―メータ
キセノンウェザーメータの光源であるキセノンランプは、 太陽光の紫外部及び可視部の分光放射照度分布に 非常に近似した光源です。フィルタの組み合わせによって 屋内外の太陽光の分光放射照度分布を再現できま す。また、今回導入したスーパーキセノンウェザーメータ
(スガ試験機株式会社製 SX75-AP)は、紫外部
放射照度が太陽光の約3倍(180W/m2)の高照
度試験が可能で、促進性が飛躍的に向上・短期間で 評価できるようになりました。
■ このような評価が可能です。
- 照射後の退色(変色)を確認したい。
- 照射処理前後で強度の変化(劣化の挙動)を確
認したい。
■ サンプル(詳しくは、担当までご連絡下さい。)
サンプルは(約 70mm×150mm)をホルダに取り
付けて照射します。
図 キセノンランプと太陽光との分光放射照度分布に ついて(スガ試験機株式会社 ホームページより)
■ 装置仕様
項 目 適 用
機 種 スーパーキセノンウェザーメータ SX75-AP(スガ試験機株式会社製)
光 源 7.5 kW 水冷式キセノンランプ 1 灯
放射照度 60~180 W/m² 波長域(300~700nm)
フィルタの種類 インナーフィルタ︓石英ガラス
アウターフィルタ︓#275、#295、#320 試験表面フィルタ︓#320
温度制御 照射試験︓ブラックパネル温度 50~95±1 ℃
暗黒試験︓槽内温度 38±1 ℃,湿度(95±1)%RH
試験項目 照射、照射+表面スプレ(降雨)、暗黒、暗黒+裏面スプレ(結露)、暗黒+表面・裏面スプレ
試料回転数 1rpm、2rpm及び12 rpmに対応
試験検査のご相談・お問い合わせ
一般財団法人
化学研究評価機構(
JCII
)
URL:http://www.jcii.or.jp○ 高分子試験・評価センター 東京事業所 ○ 高分子試験・評価センター 大阪事業所
〒135-0062 東京都江東区東雲2-11-17 〒577-0065 大阪府東大阪市高井田中1-5-3 東大阪市立産業技術支援センター内
TEL : 03-3527-5115 FAX : 03-3527-5116
E-mail︓[email protected]
TEL : 06-6788-8134 FAX : 06-6788-7891
E-mail︓[email protected]
Copyright© Japan Chemical Innovation and Inspection Institute. All rights reserved. 2018/01
環境に合わせたフィルタの選択 300nm付近の太陽光のエネルギーは、劣化を進める最も大きな要因となり、促進 耐候性試験においてフィルタの選択は重要になります。
表 フィルタの組み合わせの例
模擬する環境 フィルタの組合せ(インナー/アウター)の一例
屋外(直接の太陽光を模擬) 石英ガラス/♯275、石英/♯295
屋内(ガラス越しの太陽光を模擬) 石英ガラス/♯320
その他 この装置は ISO をはじめとする JIS、ASTM(米国材料試験協会規格)などの国際規格、JASO(日 本自動車技術会規格)などの業界規格に至る広い分野で規定されています。
表 この試験装置を用いる規格の例(日本工業規格)
規格番号 規格名称
JIS A 1415 高分子系建築材料の実験室光源による暴露試験方法
JIS D 0205 自動車部品の耐候性試験方法
JIS K 5600-7-7 塗料一般試験方法-第7部︓塗膜の長期耐久性-第7節︓促進耐候性及び促進耐光性
(キセノンランプ法)
JIS K 6266 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム-耐候性の求め方
JIS L 0843 キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法